創作の箱庭

オリジナル小説置き場。企画物やら短編やら長編やら。ファンタジックなの多め?

のべらっくす第9回感想

6月頭、バタバタしていて、前回は感想かけず。どころか、自分が投稿するはいいけど、他の方の作品を読むこともなく……。
だもんで、今回は感想マラソンさせてもらいます。

novelcluster.hatenablog.jp

 

テーマは雨ってことで、さっそく感想いってみよう!

 

感想

kannno-itsuki.hatenablog.com

切ない恋愛時代小説。江戸のイメージですかね。独特の言葉運びが印象的でした。雨の音と三味線の音のハーモニーが聞こえてきそう。二人はつかず離れずの関係を続けそうですなぁ。

 

www.drinkerlife.com

スマトラ島沖地震にまつわる昔語り。実話ベースということでなんだか物悲しくなる話だった。体言止めとですます調のミックスが個人的に違和感で、感情移入しきらなかったのが残念。

 

isseihaduki.hatenablog.com

剣と魔法の物語。RPGの最終ダンジョン前のイベントシーン的な印象。雨で思い出す悲しい記憶も、これから挑む戦いも、どちらも気になるワンシーンの切り抜き。

 

literary-ace.hatenablog.jp

お天気を操作できるようになったちょっと未来の物語。何だか夢があってホッコリした。近未来という科学的に発展した社会の中で息づく、昔ながらの人と人との温かさみたいなものを感じる作品。

 

novels.hatenadiary.com

ステキな青春の一幕。中学生ってこんな感じよねー、という青臭さがいい。ほぼ実体験ベースということだけど、言われなかったら全然そんな感じしなかったし、むしろどこまで事実でどこまでフィクションなのか気になって仕方がなかった(笑)

 

lexotan-noix.hatenablog.com

心の闇を抱える性に奔放な少女・月島あすかの物語。これで第4弾のもよう。1,2作は前のも読んでるかな。どしゃぶりの雨って陰鬱な普段は心の奥に溜め込んでいる思いが、雨に乗って流れ出してしまうんかな、とか思った。

 

donutno.hatenablog.com

前の投稿の続きシリーズということで、ちょっと思い出せなくて読み直した。主人公の正が前よりも荒れてて、一瞬、現代モノではなく、戦争でも起こってる世界かと思ってしまった。あと、佐竹が前作の印象よりもアホの子で不思議な気持ち。

 

xkxaxkx.hatenablog.com

本当の雨男になった男が、雨雲を振り切る話。シュールなようなファンタジックなような。最初は現代モノ+ファンタジーなイメージで読んでたけど、オチに向かうにつれて、抽象画的なイメージになっていった。こういう話書いてみたいけど、途中で現実的になるんだよな。

 

sakuramizuki20.hatenablog.com

切ない時代恋愛物語。雨は古きよき時代が似合うんですかね。妄想の世界のように花嫁をさらっていくこともできない不甲斐ない自分。晴れた空から落ちる雨のような祝い事で流れた悲しい涙の物語だった。

 

kyoukonogokoro.hatenablog.com

浅草一人旅物語。スカイツリーや地図を人にたとえてる感じが面白かった。文体的には昭和の男の一人旅を思い浮かべてたんだけれど、スカイツリーがあるから全然違う上に、性別すら違いそう(汗) ま、そんなノスタルジーを感じたということで、ここはひとつ。

 

yutoma233.hatenablog.com

笑わせてもらった。最初、青春SF的な擬人化物語かと思いきや、突然のチープなエロ描写(褒めてる) 設定が面白いので、ほかにも見てみたい。あと、天気は女しかいないんですかね。確かにアメリカの台風は女性名だけど。

 

harubonbon.hatenablog.com

雨を美しいと思う少女の物語。雨の美しさが際立つストーリーで、雨と白いワンピースのコントラストが印象的だった。ちょっと場面転換が唐突かつ多いのが読みにくくて残念。最後、主人公も死んでしまうのかとハラハラした。

 

fnoithunder.hatenablog.com

小雨が降る鈴鹿サーキットでの息の詰まるレースの一幕。ベテランと若手のホープ。現在と過去。その対比が鮮やかで、レースのスピード感が伝わってくる文章だった。えっと、ほんとにほんとに初めてですか?

 

bambi-eco1020.hatenablog.com

イマドキの小学生もやっぱり探検や冒険が大好きなんだろうなぁ。こんな自然満ち満ちた場所はどこにあるんだろう。でも、だいぶ昔の昭和64年だしなぁ。むむむと思いながら読んだ。文章回しに苦心された感じが伝わってくる。

 

hjsmh.hateblo.jp

雨に潜んだ寄生虫が人を殺してしまう物語。ディストピアな未来の物語を達観した目で見る少年のイメージで読み進めていたら、この終わり方は……(汗) ぞわわわわーっと恐怖が忍び寄ってくるような、体がムズムズする読後感。こんな虫が現れないことを祈る。

 

kimaya.hatenablog.com

雨の憂鬱さと不倫の切なさと空虚な心と、というイメージ。不倫旅行中に夫のことをつい考えてしまう主人公の思考はリアルなんだけれど、後半戦に向けて、隠していた心の空虚さが表に出てきて、それを引っ込められない、みたいな、そんな切迫した空気になっていった。

 

yama-aki1025.hatenablog.com

クラスで繰り広げられるいじめが気になるけれど、どうしようもできない主人公。周りがことさらにイジメられっ子を意識しないようにしているところとか、リアルだよなぁ。このあとさらに続くと、どんどんイジメっ子たちが怪物に喰われて、そのたびに主人公が悪夢に苦しむって流れになって面白そう。ホラーだ。

 

masarin-m.hatenablog.com

十数年勤め上げた会社を退職した男の鬱々とした感情が吐き出された物語。しっかし、ブラック企業ですなー。頭から中盤まで男の体調の辛さと思い出のブラックさに読んでて暗くなったけれど、オチでちょっぴり癒やされた。

 

hayami-toyuki.hatenablog.com

突然訪れた謎の男との邂逅。から始まる不思議なほのぼの物語を何故か想像して、実際の続きの落差に、ゾクッと寒気が走った。現れた男は何者なんだろうか。大事な情報だけノイズが走って聞こえるとか、ホラーじゃないですか、やだー。

 

kyoukonogokoro.hatenablog.com

2つ目の投稿だとっ! 湧き上がるアイデアが恨めしい。1つ目の旅行記とは180度変わってファンタジー作品。雨が降らないのが当然の世界で雨が振るのを止めようとする青年と雨を恵みと捉える巫女の対話。禅問答みたいな雰囲気だったかな。

 

kalkwater.hatenablog.com

世界観が独特でステキ。謎の植物やら種族が続々と登場して、それでも読者を置いてけぼりにしてしまわないのがすごい。太陽の光を浴びてキラキラと輝く森と虹。想像するだけでステキな光景が、本当に目に浮かぶようでうっとりとしてしまった。

 

nogreenplace.hateblo.jp

突然妻に別れをつきつけられた男の悲哀と、過去に取り残されてしまったような団地と、ボケ気味の婆さんの切ない系コントラスト。とにかくしんみり系。雨が降ってると思うと、ただでさえしんみりとしている雰囲気がさらにしんみりする。

まとめ

雨ってネガティブな方の気持ちをアップさせてしまうのか、なんだか切なかったり、鬱々してたり、どっちかというと暗めの話のほうが多かった印象。私の書いたのも暗い。

でも、水のキラキラする感じとか、雨上がりのスカッとした感じとか、そういう明るさもあるのかな、という印象だった。

次回もがんばってこー!

 余談

chihiron-novel.hatenablog.com

拙作。想定してたより暗い話になってしまった。